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今、寿町が変わりつつあります

NPO法人「さなぎ達」が寿に産声をあげたころ、寿の町は横浜市の内にあるとは思えないほど、誰にも知らされない町として、ひっそりと隠されるように存在していました。行政も、区の福祉保健センターか市の寿援護対策課という窓口に限られていました。置き去りにされた町という感を拭えず、何とか寿とソトブキとの一体感を、また市、区のすべての窓口に興味を示してもらえるようになればと、ぼんやりと思い浮かべている時期がありました。

現在その思いは、Funnybee Co.Ltd.として、世界中のバックパッカーの集まる町へと変化しつつあります。何かを大きく変えようというわけではなく、現在「ドヤ」といわれる簡易宿泊所の空き部屋を「ヤド」として再生させようとしている過程です。いろんな人々の行き来するちょっと変わった町として、横浜市に存在していたい、そんな思いです。

「さなぎ達」が内側から寿という町に入り込んで浸透していったように、Funnybeeは都市計画、地域再生という角度から入り込んでゆき、横浜市のなかで、ささやかながら存在感のある地域になればと願っています。

手法は違っていても、思いは同根。「さなぎ達」の思いのまわりには、NPO法人、医療法人、株式会社、大学生、インターナショナルスクールなどが加わり、大河はさらに太くなりつつあります。各方面のみなさまとゆるやかに連携をとりながら、Funnybeeも私たちの前にある課題を一つずつ実現し、とりくんでいく所存です。

NPO法人「さなぎ達」とは・・
日本の三大ドヤ街の一つ、横浜市中区寿町で、ホームレスおよびそれにいたる恐れのある人々の「自立自援」を目的に、2001年に発足しました。

 

■ コミュニティセンター「さなぎの家」で生活や福祉に関わる全般的な相談の受付、衣類や毛布、生活雑貨の提供、メンタルケア、ジョブトレーニング、寿緑化、雑誌「ビッグイシュー」販売員やヘルパー2級の養成などを行っています。

■ 「さなぎの食堂」では、生活保護で単身生活している高齢男性の、「食」を通じた健康管理、ホームレスの人でも横浜市の法外援護制度「パン券」を利用してご飯を食べられる、あたたかい食事の提供、ジョブトレーニングを行っています。

■ その他、医療法人「ポーラのクリニック」(院長:山中修ドクターさなぎ達理事長)や介護ヘルパー派遣会社と連携し、医療介護の充実にもとりくんでいます。

YOKOHAMA HOSTEL VILLAGEは寿町にある約110軒の簡易宿泊所を1つのヴィレッジ(村)と捉え、国内・海外を問わず一般のお客様に安心してご宿泊いただける宿と提携し、ご案内しています。チェックイン手続き・お支払いは、共同フロントであるヘッドオフィスで行っていただき、その後、スタッフが各宿泊施設までご案内するシステムとなっています。

YOKOHAMA HOSTEL VILLAGEは、横浜で一番リーズナブルな宿泊施設として、2005年6月にオープンしました。日本全国のお客様はもとより、世界中から日本にいらっしゃるお客様をお迎えするツーリストの宿として、きめ細かい親切な対応と清潔な設備のご提供など、快適な空間づくりを心がけております。
みなとみらい21地区や中華街、元町、山下公園など、横浜のメインスポットまで徒歩圏内と好立地。地元をよく知るスタッフは、あまり知られていない名所・お食事・お買物のご案内もいたします。どうぞご利用ください。2005年6月から2006年1月の間には45カ国600人以上の国内外の方々が宿泊していかれました。